頻尿の症状による不眠 [不眠]

何度もトイレに行くことを、頻ばんに尿を出すことから、頻尿といいます。さっきトイレに行ったばかりなのに、また、小便をもよおす、あるいは、一度眠ったのに、夜中に何度も目がさめてトイレに行く という経験をしたことはありませんか?
もちろん、就寝前にお酒を飲んだり、ジュースをたくさん飲めばトイレは近くなりますし体の正常な機能です。

排尿をうながすことを、利尿といいます。寝ているときには、脳下垂体から抗利尿ホルモンが分泌されますので、朝までトイレに行かずに眠れるのは、そのためです。もちろん、
寝ている間も、尿は作られます。膀胱でためられる量は、400~500CCです。寝ているときでも、その量に近づくと、尿意をもよおしてトイレに行くことになります。健康な成人の排尿回数は、通常、日中に4~6回、就寝後は、抗利尿ホルモンによつて、排尿が抑制されますから、0~1回です。しかし、寝るまえに、水分をたくさんとっていると、睡眠中に作られる尿の量が、膀胱の許容量を越えてきますから、何度もトイレに行くということがあります。
とくに、利尿作用のあるビールをたくさん飲んで眠ると、何度もトイレに行くことになるのです。これは病気ではなく、水分のとりすぎによるものですから、原因はハッキリしていて、それをひかえればいいだけです。

ところが、とくに、高齢の男性の場合(60歳以上がひとつの目安) ですが、前立腺肥大症になると、尿道が圧迫され、排尿がうまくいかなくなります。こうなると、一度トイレに行っても、実際にあまり尿が出なかったり、排尿後にも尿が残っている残尿感から、なんどもトイレに行くということになります。
それから、もっと恐ろしいのは、前立腺がんも、症状としては、ほとんど前立腺肥大症と同じようにあらわれるということです。
頻尿や残尿感のほかにも、排尿中に尿がきれたり、尿の勢いがよわかったり、排尿中にいきむ必要があったり。という症状が、頻繁に起こるようでしたら、一度、検査を受けることをおすすめします。また、女性の場合、妊娠をしていたり、産後のときは、子宮が大きくなっていますから、膀胱を圧迫して、頻尿になることがあります。そのほか、勝胱炎や尿路感染症、クラミジアなどの泌尿器系のトラブルによって、頻尿になることがあります。こうした病気による頻尿が考えられる場合には、医師による治療が必要となります。
タグ:頻尿
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