突然手足がうごいてしまう「むずむず脚症候群」 [不眠]

睡眠についてから、手、足がむずむずして眠れない場合があります。足を曲げ伸ばししたり、組み替えてみたり不快感をなんとか解消しようとします 。何かの動作をすると、一時は楽になったような気がしますが、すぐに、また不快感がする。そこで起きて歩いてみる。こうなるともう眠れませんね。

これは、手足がむずむずと不快感や痛みがあることから「むずむず脚症候群」と呼ばれています。原因はよくわかっていません。男女差はなく、高齢に多い傾向がありますが、子どもにも起こることがあります。一説では、貧血や腎不全で透析治療を受けている患者に比較的多く見られるといわれています。

睡眠時だけではなく、夜になると起こる場合もあります。手足を動かすと症状が軽減されるのですが、それでも眠れないことが長時間も続くような、深刻な場合は、医師に相談して見るといいでしょう。この「むずむず脚症候群」と関連して、数時間にわたって、数十秒ごとに手足がそりかえって目が覚めてしまう病気があります。動くのはほとんどの場合が足ですが、親指や、腰が伸びるような感じになることもあるのです。これは、比較的高齢の人に多い病気です。
病名は、「睡眠時周期性四肢連動障害」といつて、65歳以上の人に多いという報告があります。睡眠ポリグラフという機械がありますが、これで計ってみると、手足がピクリと動く間隔が、たとえば、30秒周期で、時計で計ったように起こることから名づけられたものです。症状が激しいと眠ることができませんから、薬による治療が必要な場合があります。

それから、足の筋肉が痛んだり、こわばったりすることで起きてしまうことがあります。数秒でおさまることもありますが、数十分続いて眠ることができないときもあります。これは、過激な運動をした場合に起こりやすいものですが、それ以外に、高齢にともなうもの、妊娠、経口避妊薬、糖尿病、関節炎、パーキンソン病によるものなどもあります。また、手足だけではなく、睡眠中に、からだのいろいろな部分の筋肉に、痘攣が起こり、眠りが中断されることがあります。これは、「部分ミオクローヌス」と呼ばれているものです。いずれも、症状が治まらず、気になる場合は、医師に相談するといいでしょう。

この病気は診察を受けることが大前提ですが、症状を軽減するための方法もこちらにあります。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。